DESIGN 設(shè)計(jì)
「真の熱的快適性」
を設(shè)計(jì)する
私たちは、「熱的快適性」に関わる要素にとことん配慮をしつくすことで、
「上質(zhì)」さを設(shè)計(jì)することにしました。
設(shè)計(jì)段階で分かることは、すべて計(jì)算値で確認(rèn)いたします。

「真の熱的快適性」
を設(shè)計(jì)する。
私たちは、「熱的快適性」に関わる要素に
とことん配慮をしつくすことで、
「上質(zhì)」さを設(shè)計(jì)することにしました。
設(shè)計(jì)段階で分かることは、すべて計(jì)算値で確認(rèn)いたします。
「熱的快適性」に関わる要素に、とことん配慮し、「上質(zhì)」な快適性を設(shè)計(jì)。設(shè)計(jì)段階で分かることは、すべて計(jì)算値で確認(rèn)。
勘と経験のみに頼らず、事実と時(shí)の流れに合わせてしなやかに作り上げました。
熱的快適性に関わる
6つの要素
熱的快適性に関わる6つの要素のうち、建築的に対処可能なものは「空気の溫度」「空気の流れ」「表面溫度」「濕度」です。
ただし、「濕度」については、設(shè)計(jì)段階で把握することが難しいのが現(xiàn)狀です。
そこでネオマの家における「空気の溫度」「空気の流れ」「表面溫度」の設(shè)計(jì)についての考え方を記します。
空気の溫度を調(diào)節(jié)できるのは、「冷暖房設(shè)備」です。
施主が後から選択することが一般的ですが、「上質(zhì)」な空間のために、設(shè)計(jì)段階から検討します。

- 「誰でも作れる、誰でも住める」
-
これにちょうどよいのは、
いわゆる「全館空調(diào)システム」ではなく、
ごく普通のエアコンでした。
- エアコンのメリット
-
一般的に流通しており、
可変性?メンテナンス性に優(yōu)れるため、
軀體と比較して壽命の短い設(shè)備に適う。ヒートポンプが高性能であり、
省エネルギー性が高い。
ネオマの家のエアコン

- 階段室下の冬用エアコン(6畳用)
-
暖房は、階段室に設(shè)置したエアコンから、床下に暖気を送って家全體を溫める「床下エアコン」を採用。
また、熱交換換気機(jī)器も床下に設(shè)置。冬は、取り込んだ新鮮外気を床下で暖気と混合してから室內(nèi)に供給します。一方夏は、ダンパーで切り替えて小屋裏に新鮮外気が供給されるようにしています。

- ロフトの夏用エアコン(14畳用)
- 冷房は小屋裏に設(shè)置したエアコン1臺(tái)だけ。涼しい空気は吹抜けを通り1階へ供給されます。2階の各部屋の天井裏へは、パイプファンで供給。天井のスリットを通ってゆっくりと冷気が動(dòng)きます。この穏やかさと、場所による溫度差が少ないことが、快適さの秘訣です。
※エアコンの設(shè)置位置は標(biāo)準(zhǔn)仕様外となる可能性がありますので、ご注意下さい。

ここで考える「流れ」とは、新鮮空気を供給する「換気の空気」ではなく、あくまでも「溫度としての空気」の流れです。「ネオマの家」の空気の流れの基本的考え方は、「暖気と冷気の軽さや重さによって空気を動(dòng)かす」ことです。

- 「いつでも快適、どこでも快適」
-
このコンセプトから、気流感を極力やわらげ、
穏やかな空気の流れをつくることを目指しました。 - 「誰でも作れる、誰でも住める」
-
このコンセンプトを踏まえ、
ダクトレス式を選択しました。
この選択により、極力自然の力を利用でき、
省エネルギーとなり、特別な配管や専用の
メンテナンスも不要となります。
空気の入り口

-
?エアコンの吹出口
-
?新鮮な空気の吹出口
溫度を調(diào)節(jié)した空気を一旦ある空間に溜め、
穏やかに空気が流れていくよう、
生活空間から離れた「ロフト室」と「床下」に配置。
冬は「床下」、夏は「ロフト室」を利用することで、
空気の重力で自然と「溫度」が動(dòng)くことを利用しています。 -
?やむなく生じる隙間
できるだけ小さくなるよう施工で配慮。
空気の通り道

-
?吹き抜け
-
?天井のスリット、ガラリ
-
?オープンな間取り
-
?間仕切りスリット
-
?床のスリット、ガラリ
-
?階段
これらを適切に組み合わせ、
シーリングファンを補(bǔ)助的に利用しています。
設(shè)計(jì)段階で空気の流れをシミュレーションして、
穏やかにくまなく空気が流れることを確認(rèn)しています。
- [気流速度の分布] [夏]
-
- [冬]
-
*首都大學(xué)東京 須永研究室によるネオマの家IBARAKISAKAI MODELにおけるCFD解析 シミュレーション結(jié)果の一例。(共同研究)
ネオマの家の空気の「通り道」

- ダイニング上部の吹抜けとシーリングファン
-
吹抜けは、上下階の繋がりを演出するだけではなく、重要な空気の通り道として存在しています。上部に設(shè)置されたシーリングファンは、一年を通じて室內(nèi)の空気の対流を促すために使用します。
特に夏は、回転方向によって冷気を引き揚(yáng)げたり落としたり、使い分けることで快適性を調(diào)節(jié)できます。

- 天井際のスリット
-
指先が入る程度の細(xì)いスリットから、小屋裏からの冷気がゆっくりと落ちてきます。
*この納まりは、省令準(zhǔn)耐火等の適応外となる可能性がありますので、ご注意下さい。

- 床下エアコン用ガラリ
- 階段室に設(shè)置したエアコンが床下を暖め、その暖気が1階の床に設(shè)けたガラリからゆっくりと上昇。家中を暖めます。ガラリは、洗面脫衣室やトイレ等にも設(shè)置され、どこいても穏やかな快適さが保たれます。

- 蹴上のスリット
- 階段室の空間に室內(nèi)からの空気が流れるように、階段にスリットを設(shè)けています。
表面溫度を擔(dān)うのは、各部位の斷熱性能です。屋根は日射を最も受けるなど、各部位の特徴に合わせて、バランスよく斷熱材を配置することが大事です。
ネオマの家では、HEAT20のG3水準(zhǔn)を參考に、斷熱仕様を検討、UA=0.20の仕様となった、IBARAKI SAKIA MODEL。エアコンによる間歇運(yùn)転で、室溫をあらかじめシミュレーションし、最低室溫が16℃を下回らないことを確認(rèn)しました。
斷熱材がある部分

- 壁
-
面積が大きい壁は、まず斷熱性能を上げるべき部位。
ネオマの家では、外張り90mm。コンセントボックス等との取り合いに配慮し、充てんは60mmで仕上げました。

- 屋根
-
斷熱する位置(屋根or天井)は、小屋裏をどう利用したいかに因ります。ネオマの家では小屋裏を冷房エアコンの居場所とし、冷たい空気を一旦ためる場所とするため、屋根斷熱にしています。
屋根は、面積は壁より小さいですが、夏の日射の影響はすさまじいので、壁と同等以上の斷熱性能(外張り90mm+充填90mm)

- 床、基礎(chǔ)
- 家の中で唯一、常時(shí)接觸している床については、觸覚による表面材の「質(zhì)感」が非常に重要です。ネオマの家では、素足や素手で觸れた実感を大切に、1階はオーク、2階は飫肥杉(おびすぎ)の無垢材を選択。床下エアコンを採用し、基礎(chǔ)空間を暖かい空気のチャンバーとして用いるため、基礎(chǔ)斷熱を採用(スラブ部150mm、立ち上がり部100mm)
斷熱材がない部分

- 窓
- 窓は、壁の一部。つまり、表面溫度に関わる大切なアイテム。ネオマの家は國內(nèi)最高クラスの斷熱性能を持つ樹脂サッシを採用。冬の日射取得用に南側(cè)のテラスに面する窓は大きく取っているが、他の窓は、斷熱性能を無目的に下げることのないよう、それぞれの窓の目的?用途を満たす前提で、できるだけ小さく設(shè)計(jì)。
直射日光が入る場所

- 窓
-
窓を大きくすると、陽射しがたっぷり取り込めて晝間は暖かいが、夜は窓からどんどん熱が逃げていく。「省エネ數(shù)値」の観點(diǎn)からは「平均」してしまうため窓が大きい方が有利なことが多いです。しかし、朝と夕の溫度差が大きくなってしまうという「いつでも快適」にとって弱點(diǎn)になる。しかし、この家は晝間と夜の溫度差があまりない。トータルでの快適性が追求されています。
壁や床の表面溫度は、窓から直接侵入する陽射しによって溫められることになります。これは、冬にとってはメリットですが、夏にとってはかなり大きなデメリットとなります。両方の季節(jié)にうまく対応できるよう、ハード?ソフトの両面から、取り入れ方、遮り方を考えます。
屋根と基礎(chǔ)の斷熱構(gòu)造

ロフト室に冷気を一時(shí)的にためるため、ロフトの室溫が上がることのないよう、日射の影響を受けやすい屋根には十分に斷熱材を施工。

基礎(chǔ)の內(nèi)面は立ち上がりも含めすべて斷熱。
■ 主な斷熱仕様
屋根 : 外張りネオマフォーム 90㎜?充填ネオマフォーム 90㎜
外壁 : 外張りネオマフォーム 90㎜?充填ネオマフォーム 60㎜
基礎(chǔ) : 內(nèi)張りネオマフォーム(立ち上がり部)100㎜?(スラブ上部)100㎜?50㎜
窓 : 樹脂サッシ? ダブルLow-E トリプル(アルゴンガス入り)
玄関 : 木製斷熱ドア
■ 主な斷熱性能
UA=0.20W?/(m2?K),ηAC =0.8%,ηAH=1.4%,C値=0.27㎝2/m2
日差しの取り入れ方と遮り方
壁や床の表面溫度は、窓から直接侵入する陽射しによって溫められる場合があります。
これは、冬にとってはメリットですが、夏にとってはかなり大きなデメリットとなります。
両方の季節(jié)にうまく対応できるよう、ハード?ソフトの両面から陽の取り入れ方、遮り方を考えます。


- テラス屋根(南)
-
LDKとつながるテラスには、テラス屋根を設(shè)けました。
夏は、日射を遮り室內(nèi)溫度の上昇を防ぎます。
太陽の高度が下がる冬は、あたたかな日差しを
LDKに取り入れることができるように設(shè)計(jì)しています。


- 外部ブラインド(南?西)
- 侵入してくる日射熱の8割を防ぐことができる外部ブラインドを南面と西面の窓に取り付けています。室內(nèi)にいながらリモコンで開閉、ルーバー角度の調(diào)整ができます。

- 室內(nèi)側(cè)ロールスクリーン(南)
- 中間期等を調(diào)節(jié)できるようにするため、ダイニングにはロールスクリーンを設(shè)置。壁の厚さを活かし、上部內(nèi)側(cè)に仕込むことで、全開にした時(shí)にロールスクリーンがすっきり納まるようにした。
コンセプト
一年中一日中、家の中のどこにいても、
心身ともに穏やかに流れるくらしの味わい
を?qū)盲堡郡ぁ?br>
どこででも?いつでも?誰にでも
建てられる?住んでもらえる、
「原型」になりたい。
それがネオマの家の想いです。
